ヌートリアという動物をご存じでしょうか。ぱっと見は大きなカピバラのようで、丸っこい体に長いしっぽ。実は滋賀でもあちこちで見られるようになっていて、ちょっとした問題になっています。
ヌートリアってどんな動物?

もともとは南アメリカの出身で、日本には毛皮を取るために持ち込まれました。野に放たれてから各地で増えていき、今では滋賀の 琵琶湖 周辺や田んぼ、河川などでも暮らしています。泳ぎが得意で水辺をスイスイ移動する姿はよく目撃されます。
かわいいけれど厄介な存在

見た目は愛嬌がありますが、実際には農作物を食い荒らすため農家にとって頭の痛い存在です。外来種でもあるので、 琵琶湖 の生態系への影響も心配されています。県としても駆除対象に指定され、対策が進められています。
滋賀での被害と目撃
湖岸や河川敷、田んぼの近くなどで目撃情報が多く、特に稲作の時期に被害が出やすいといわれています。観光客や散歩中の人が「カピバラみたい」と感じることもありますが、農業の現場では深刻な問題です。
見かけたときは
人に危害を加えることはあまりありませんが、野生動物なので近づかない方が安全です。もし見つけたら、市町村の窓口に知らせるのが適切です。
おわりに
ヌートリアは見た目こそかわいらしいものの、農業や自然環境に影響を与える外来種です。最近は熊の被害も多く動物との関わりついて改めて深く考えるきっかけになればと思います
滋賀に暮らしていると耳にする機会が増えているので、「ただの珍しい動物」ではなく地域の課題として知っておきたい存在だと思います。
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