滋賀県長浜市の木之本で開催される「木之本地蔵大縁日」は、地元の人々に親しまれる夏の風物詩。
2025年の開催日は 8月22日(土)から25日(月) の4日間です。
見どころ①:木之本地蔵院の「地蔵盆」
境内には献灯が並び、灯りとともに厳かな雰囲気に包まれます。
地蔵盆としては珍しく、夕方以降も人出が多く、にぎわいが続きます。


木之本地蔵に本気でお願い
木之本といえば、北国街道沿いに鎮座する「木之本地蔵(浄信寺)」も外せない名所です。
古くから「眼病平癒(がんびょうへいゆ)」のご利益で知られ、県内外から多くの参拝客が訪れます。境内は落ち着いた雰囲気で、街歩きの合間にふらりと立ち寄るのにぴったりのスポットです。
地蔵堂の奥には、本尊・地蔵菩薩立像が祀られており、静かに手を合わせたくなる場所。屋台食べ歩きの前に、ちょっと足を延ばしてみてはいかがでしょうか?
ありがたい大きなお地蔵様に、目が悪いわたしは本気でお参りしてきましたよ!
「片目のかえる」伝説にも注目!
木之本地蔵にまつわるユニークな伝説のひとつが、「片目のかえる」です。
昔、目の病を患った旅人が地蔵に祈願したところ、夢に片目のかえるが現れ、「自分の片目を差し出す代わりに、あなたの目を治してほしい」と語ったといいます。目覚めた旅人は不思議と病が治り、それ以来、木之本地蔵は「眼の仏さま」として信仰されるようになりました。なんていいかえるなんでしょう!通りすがりの旅人のために!全旅人は泣きます!
現在も境内には片目のかえるの像が置かれており、目の健康を願う人々に親しまれています。イベントで木之本を訪れた際には、ぜひこちらの「かえる」にもご挨拶してみてください。

見どころ②:商店街エリアのにぎわい
木之本駅前から地蔵院までの商店街には、所狭しと屋台が並びます。
昔ながらの金魚すくいやヨーヨー釣りに加え、地域のお店による出店もあり、ローカルグルメが楽しめます。

見どころ③:木之本大花火大会(25日夜)は穴場感あり!
木之本大花火大会(25日夜)は穴場感あり!
2025年8月25日(月)午後8時から約30分間、湖北THGツインアリーナ付近で花火大会が開催されます。
毎年多くの人が楽しみにしている夏の風物詩で、夜空を華やかに彩ります。
見事なピンボケ🎆
1発ずつ丁寧に上がる花火はしみじみと鑑賞できます。私にはそんなふるさとないはずなのに、なぜか懐かしい気持ちになります。



花火鑑賞は河原ではなく、まちなかの立ち見が基本。
ご近所の方々は軒先に椅子を出してゆったり観覧しています。
屋台の美味しいごはんを楽しみながら、のんびり花火を眺めるのもおすすめです。
商店街の名店が縁日ならではの特別出店を出していることも。立ち寄ってみるのも楽しいです。

- 菓匠禄兵衛
- 菓子乃蔵 角屋
- 冨田酒造
- ダイコウ醤油
※涼しくなる夕暮れ時、虫よけスプレーを忘れずに!
アクセス・駐車についての注意点
車での来場は、土地勘がないと駐車がやや難しいです。
一番おすすめなのは、近隣の駅の駐車場に停めて電車で木ノ本駅へ向かうこと。
例えば、高月駅や河毛駅から1駅〜2駅分だけ電車に乗って木ノ本へ向かったり、長浜観光後に長浜駅から電車で向かったりなども、ちょっとした旅気分が味わえておすすめです。

木之本駅の場所はこちら
最後に
昼から夜までたっぷり楽しめる木之本の地蔵盆。
ローカル感あふれる、温かな夏の思い出をつくってみませんか?

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