「こんなところに、こんな風景があったんだ」
初めて訪れた人がきっとそう思う、 長浜 市の「神田溜(かんだため)」。地元の人でも知る人ぞ知る、ハスの名所です。
🔹 夏の早朝、静かな田園に浮かぶ桃色の花
一面に広がる青々とした蓮の葉。その間から、そっと顔をのぞかせる薄桃色の花。
朝の涼しい空気の中、太陽に照らされて開き始めるハスは、どこか神秘的。


しかもハスの花は、午前中だけしか咲かないことをご存知でしたか?
午後には閉じてしまうので、朝の7時〜9時ごろが一番の見ごろ。
早起きして見に行く価値、絶対あります。
🔹 江戸時代初期に作られた「神田溜」のルーツとは?
神田溜は、江戸時代初期、豊島作右衛門忠次という代官によって整備された灌漑(かんがい)用のため池。
田畑を潤すために作られたこの池が、数百年の時を超えて、今では地域の人々に親しまれる憩いの場所に。
池のまわりには舗装された小道もあり、ゆっくり散歩しながら花を眺められます。
🔹 カメラを持って訪れたい、夏の小さなフォトスポット
地元の方が手入れしているおかげで、ハスの見ごたえは十分。
人も少なくて、写真を撮るにはぴったりの穴場スポット。

水面に浮かぶ花や、葉の隙間から覗くつぼみの姿。
「映え」狙いではなく、本当の自然の美しさを感じられる瞬間が待っています。
🔹「花を見に行く」じゃなく「時間を味わいに行く」場所
SNSや旅行サイトであまり見かけないのは、派手さがないからかもしれません。
でも、静かに花と向き合う時間って、意外と心に残るもの。
観光地のにぎわいとは違う、“地元の夏”の過ごし方を感じたい方には、本当におすすめしたい場所です。
🚗 アクセスと注意点
- 駐車場:近くに簡易スペースあり(数台分)
- トイレ:なし(近くの道の駅などで事前に)
- 見ごろ:7月中旬~下旬、朝の時間帯がベスト
- 地図アプリで「神田溜」と検索すると出てきます
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