こんにちは!
皆さんは駅前通りに長浜タワーというものがあるのをご存知ですか
地元民ならあーあれかとなるはず
今回は滋賀県長浜市にある、ちょっとユニークでどこか愛おしいランドマーク「長浜タワー」をご紹介します
■ 長浜にも“東京タワー”を!夢から生まれた鉄塔

1964年(昭和39年)、地元の資産家が「長浜にも名物を」と願い建てられたこのビル。
5階建ての雑居ビルの上に、「長浜タワー」と書かれた鉄塔がそびえ立ちます。
…とはいえこの鉄塔、実はただの飾り!
電波の送受信などの機能は一切なく、「東京タワーっぽい雰囲気」が目的だったというからユニークですよね。
当初は8階建て+鉄塔を構想していたものの、建築許可の都合で今の高さに落ち着いたとのこと。
■ 昔は展望台&カフェ、今は…?
かつて5階には有料の展望台とカフェがあり、長浜の街を一望できるスポットとして親しまれていたそう。
でも年月とともにテナントが減り、長く1階にあった飲食店以外は閉鎖状態に。
ちなみに、展望台に行くにはビル内の階段で3階まで上がり、屋外階段でさらに5階へ…というちょっとした冒険スタイルだったとか。
■ バラのレリーフやスペルミスも!?

長浜タワーといえば、かつてビル側面にあった赤いバラのレリーフも有名でした。
「紳士が胸ポケットに挿したバラ」をイメージしたそうですが、2004年に安全上の理由で撤去。
そして、もう一つの見どころ(?)が正面の看板のスペルミス!
「NAGAHAMA TOWERBILL」と表記されていますが、「BILL」は請求書という意味。本来なら「BUILDING」ですよね。
でもこのちょっとした間違いが、なんとも言えないB級スポット感を醸し出してくれています。
■ 改修中の姿と現在の「生まれ変わった長浜タワー」
近年、老朽化が進んでいた長浜タワーは一部改修工事が行われました。
足場が組まれ、タワー周辺も一時的に立入制限されるなど、少し寂しい雰囲気に。
長浜タワーファンとしては壊されるのかと思い、悲しい気持ちで思わず写真をとりました。

工事用足場に囲まれた長浜タワー(2022年撮影)
しかし、改修を経て外観が一新。おかえりーー
長年親しまれてきた鉄塔部分はしっかり補強され、ビル壁面もきれいに塗装されました。

キャプション:鮮やかな姿に生まれ変わった長浜タワー
往年の趣はそのままに、どこか新しい雰囲気も加わったその姿に、懐かしさと清々しさが入り混じるような感覚を覚えます。
■ まとめ:長浜タワーは“地元の夢”がつまったシンボル!
見た目はちょっとレトロで、どこかゆるい。

でも、地元を思う人の気持ちから生まれた長浜タワーは、今も昔も街の一部として静かにそこに立っています。
長浜に行った際は、ちょっと立ち止まって見上げてみてはいかがでしょう?
懐かしさと新しさが同居する、不思議な魅力に出会えるかもしれません。
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