【滋賀・大津】ちはやふる再び──近江神宮と勧学館、青春が息づく“かるたの聖地”へ

百人一首 歴史


ちはやふる再び──近江神宮と勧学館、青春が息づく“かるたの聖地”へ

袴女性

2025年、あの青春が戻ってきます。
映画『ちはやふる』から10年──
競技かるたに情熱をかけた高校生たちの物語が、今度はドラマとして再始動します。

新ドラマ『ちはやふる-めぐり-』、ついに公開!

2025年7月9日(水)に、新作ドラマ『ちはやふる-めぐり-』(仮題)が初回放送されます。

放送は日本テレビ系列にて22:00スタート。広瀬すずさん演じる綾瀬千早が、かつての仲間たちと“繋がり”を深めながら、次世代へかるたの心を“めぐり”繋いでいく物語です。

またもや最終舞台は絶対ここでしょう!近江勧学院。近江神宮の隣にあり「かるたの聖地」として広く知られ、多くの競技者にとっても憧れの地となります。

今回のドラマでもヒット祈願として、近江神宮に主演の當真あみさんをはじめ、原菜乃華さん、齋藤潤さん、山時聡真さん、嵐莉菜さん、そして上白石萌音さんがが袴姿で参拝に訪れていました。

近江神宮

ドラマ公式サイトでは、予告映像や出演者コメント、舞台裏の写真なども公開中ですので、チェックしてみてください。
興奮と感動に満ちた新章の幕開けを、どうぞお見逃しなく!

<公式HP・SNS>

近江神宮とは──天智天皇を祀る、学問と文化の社

近江神宮

近江神宮は、667年に都が近江大津宮に遷されたことにちなみ、昭和15年(1940年)に創建されました。主祭神は天智天皇

この天皇こそが、「百人一首」の冒頭にある第一首──

秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ
わが衣手は 露にぬれつつ

──を詠んだ人物です。

そのため近江神宮は、古来から「かるたの聖地」として知られ、全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会(通称:かるた甲子園)の決勝会場にもなっています。
社殿は格式ある近代神社建築で、朱塗りの楼門や石段の風景は、映画『ちはやふる』でも象徴的に描かれていました。

また、天智天皇は日本で最初に漏刻(水時計)を設置して時を刻んだことでも知られ、「時計の神様」としても信仰されており、境内には時計館宝物館もあります。

近江勧学館──畳の上の静かなる熱戦の舞台

近江勧学院

境内にある近江勧学館は、2000年(平成12年)に建設された、全国大会など競技かるた専用の公式会場です。
名前の「勧学」とは、学問をすすめる意。かるたは単なる競技ではなく、言葉と歴史と感性を学ぶ場でもあることがよく分かります。

映画『ちはやふる』では、全国大会の緊張感あふれる場面がこの勧学館で撮影されました。
畳に正座して対峙する選手たち。張り詰めた空気のなか、わずかな音でカードを弾く“音の戦い”。作中の名シーンの多くが、まさにこの場所で生まれたのです。

漫画・映画・そして新ドラマへ──「ちはやふる」と近江の縁

『ちはやふる』の物語では、近江神宮は主人公・綾瀬千早たちが目指す全国大会の舞台として、何度も登場します。
映画化された際には、ロケ地として実際に撮影が行われたこともあり、多くのファンが“聖地巡礼”に訪れるようになりました。

近江神宮

ドラマ化に際しても、原作ファンの間では「再びあの場所が映るのでは」と期待が高まっています。
10年経っても色褪せない“あの空気”。実際に訪れてみると、画面越しには感じきれなかった重みと静けさがそこにあります。

今こそ訪れたい、“ちはやふる”の舞台

百人一首

近江神宮や勧学館を訪れると、百人一首という古典文化が、今もなお多くの人々の心を動かしていることに気づかされます。
青春をかけた競技かるたの世界──その舞台となったこの地で、あなたも物語の余韻に浸ってみてはいかがでしょうか。

アクセス情報

近江神宮
所在地:滋賀県大津市神宮町1-1
アクセス:京阪電鉄「近江神宮前」駅より徒歩9分
拝観料:無料(境内自由)

近江勧学館
※イベント・大会時以外の見学は不可のことがあります。詳細は公式サイト等で事前確認を。

おすすめの見どころ

  • 朱塗りの楼門と石段(フォトスポット)
  • 百人一首の札をモチーフにした授与品やお守り
  • 時計館宝物館(日本の“時の歴史”がわかる)

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