春の庭に咲く滋賀の県花「しゃくなげ」。その美しい花に集まってくるのは、見た目はちょっと怖いけれど、実はおとなしい「くまばち」たち。
今回は、くまばちとくまんばち、スズメバチの違いや、実際に体験したスズメバチの巣撤去事件＆くまばちエピソードをご紹介します！
滋賀県の県花「しゃくなげ」とは？
**しゃくなげ（石楠花）**は、滋賀の山々に春を告げる花です。
- 花期：4〜5月
- 色：ピンク〜白の華やかな花
- 指定：滋賀県の県花（1974年制定）
- 自生地：比良山系、伊吹山、鈴鹿山系など
庭や山で咲くしゃくなげには、さまざまな虫たちが蜜を求めて集まってきます。中でも目立つのが「くまばち」です。
くまばちとは？大きいけれど気が優しい無害なハチ
庭で大きな羽音を立てて飛んできたのが、**くまばち（キムネクマバチ）**でした。
くまばちの特徴
- 見た目：黒くて大きい体に黄色い胸
- 飛び方：低空をブーンとホバリング
- 性格：非常におとなしい
- オスには針がなく刺さない（メスも滅多に刺さない）
なんと、オスには針がないのですって。かわいすぎ。
人間を攻撃することはほとんどなく、蜜を吸って飛び回る姿はむしろかわいらしく感じます。
「くまばち」と「くまんばち」は違う？
「くまばち」と「くまんばち」、似たような名前ですが、意味が混同されがちです。
| 呼び名 | 正体 | 備考 |
|---|---|---|
| くまばち | キムネクマバチ | 無害でおとなしいハチ |
| くまんばち | 地域によってはスズメバチの別称 | 攻撃的なハチを指す場合あり |
「くまんばち」と呼ばれることがあるハチは、実際にはスズメバチなどの危険な種を指していることもあるため、注意が必要です。
なにをかくそう、実家の母がまさにそうでした。「くまばち」と「スズメバチ」の認識がお互い間違っており一触即発の雰囲気に発展したものでした。あんなにかわいいくまばちとスズメバチの呼び方が似ているなんで危険すぎると思います！まあ、くまばちはくまさんぽいのでよしとして、スズメバチがもっと怖い名前にしなければいけませんよね。デビルバチとか….鬼バチとか….
スズメバチの巣を発見！撤去費用はまさかの…
時を同じくして庭の金木犀の木に、気づいたらスズメバチの巣ができていました。ビビりまくって駆除業はをネット検索。その日のうちに来ていただけました。
写真のとおりの大きさで「まだ小さいかな」と思っていたものの、業者に見てもらうと…
「これはもうかなり中が発達していますね」
結果、撤去費用は7万円！（値切って値切って7万円）
正直かなりの出費でしたが、放置すると危険なのでお願いすることに。
スズメバチの巣は小さくても早期対応が大切だと痛感しました。
ネットで一見の業者さんですし、詐欺ではないか？ぼったくられてないか（失礼すぎる）と散々ネット検索をしましたが、大きさからして相場のようです。特殊危険作業ですもんね。やや高所でしたし。さわやかイケメンの業者の方、ありがとうございました。もう作られませんように祈るばかりです。
【実録】くまばち、Tシャツに入ってた！
ちなみにわたしがくまばちを贔屓にいているには理由がありまして、ある日、洗濯物を取り込んで畳んでいたところ、うっかりくまばちをTシャツと一緒に収納してしまったようで…
数日後、Tシャツを着た瞬間、
「ブーン！」と中からくまばちが登場！
慌てて脱いで逃がしましたが、刺されることも怒られることもなく、わたくし無事でした。
きっと3日ほど飲まず食わずの元気のないくまばちをその後、ちゃんと庭に放してあげると…
翌日も元気にいつもの場所でホバリング！
まるで「大丈夫だったよ」と言ってくれているようで、ちょっとほっこり。
くまばちの優しさ（？）とかわいさに触れた春の思い出になりました。
まとめ｜こわい？でも知れば仲良くなれるハチたち
- くまばちは見た目に反して無害でおとなしい
- くまんばちという名前は、地域で意味が異なることも
- スズメバチの巣は小さくても早めに対応を
- 昆虫たちとも、少しの知識と観察でやさしく付き合える
しゃくなげが咲く春の庭で、ちょっとだけハチたちに目を向けてみませんか？
意外と身近な自然のドラマに気づけるかもしれません。
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