【長浜だより】あなたはいくつ分かる?長浜弁講座

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こんにちは。
今回は、滋賀県長浜市から“ことばのたより”をお届けします。

長浜の人たちが普段から使っている、ちょっぴり不思議で、どこかあたたかい方言。
初めて聞くと「え?今なんて?」と思うけれど、意味がわかるとふふっと笑えて、なんだかクセになる。

同じ滋賀県でも長浜弁の意味が通じつ?となられることもあるんです。

私的にはやはり慣れ親しんだ方言なので遠方から帰ってきた際に長浜弁を聞くとなんだか温かい気持ちになったりします

今回はそんな長浜弁の中でも、代表的でも知ってたらちょっと通っぽい(!?)言葉を紹介します。


◆ きゃーる(=くる)

「もうすぐ○○ちゃんきゃーる」

「きゃーる」は「くる」の長浜バージョン。
長浜人であれば当たり前に使っている言葉なのですが他では聞きなれない言葉だと思います


◆ きゃーれん(=こない)

「今日は○○ちゃんはきゃーれん」

「こない」という意味の「きゃーれん」。
“きゃーる”の否定形ですね。さっきのきゃーるの語尾をれんに帰るとまさかの否定形になるんです


◆ きゃんす(=くる)

「○○ちゃんきゃんすわ〜!」

実はこれも来るという意味。改めて解説しながら考えてみたのですが、きゃーるときゃんす。普段自分もどう使い分けているのか分かりません笑気分でしょうか??ちなみにこちらはきゃんせんと語尾を変えたら否定系になります


◆ しゃんせん(=しない)

「○○はそんな事しゃんせん

なんともかわいい響きの「しゃんせん」。
「しない」という意味なんですが、これ自分には使えないんですよね。他人がしない時にしか使いません

解説しながらなんだか外国語みたいだなと自分でもだんだん訳がわからなくなってきました


◆ しゃーる(=する)

「それ、お父さんがしゃーるで置いといて」

「する」と言いたいときは「しゃーる」。
「しゃんせん」の対義語になるんですかね。多分。。。


ちょっと違う、でも心にしみることば

長浜のことばは、派手じゃないし、一見わかりにくいかもしれません。

私も今回改めて解説してみて少し頭がパニックになりました

普通に関西弁で話す時もあるし使う時もあるし

本当多分気分で使い分けている感じですかね


でも、昔から受け継がれてきた方言というのは無くしたくないと思います

使ってる人たちの人柄や、土地の空気そのもののようなものを感じられる見えない伝統のようなものを

大切しながら生きていきましょう

次に長浜を訪れたときは、ぜひ耳を澄ませてみてください。
お店の人や道ですれ違った誰かから、こんな言葉がふと聞こえてくるかも。

それは、旅の中で出会う、先人達から繋がれてきたちいさな宝物のようなやりとりです。

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