【賤ヶ岳】戦国の激戦地と絶景が交差する山旅|リフトで気軽に登ってみては?

滋賀県長浜市にある賤ヶ岳(しずがたけ)は、歴史好きにはたまらない「賤ヶ岳の戦い」の舞台。今では、戦国時代の名残と、琵琶湖・余呉湖を見渡す絶景が楽しめる人気の山です。リフトで手軽にアクセスできるうえ、初心者向けの登山道も整備されていて、どんな人にもおすすめの山旅が楽しめます。
賤ヶ岳の戦い ― 秀吉が天下人へと駆け上がるきっかけに
天正11年(1583年)、織田信長亡き後の後継者争いが勃発。織田家重臣の羽柴(豊臣)秀吉と、北陸の大名柴田勝家が対立し、両軍が激突したのがこの賤ヶ岳です。
秀吉の家臣として活躍した加藤清正・福島正則・加藤嘉明ら若武者たちは「賤ヶ岳の七本槍」と呼ばれ、勇名を馳せました。この戦いの勝利により、秀吉は一気に天下統一の道を歩み始めたのです。
リフトで空中散歩、山頂はすぐそこ!

登山に自信がない方にもおすすめなのが、賤ヶ岳リフト。ふもとのリフト乗り場から、片道約6分で山頂近くまで運んでくれます。四季折々の自然に包まれたリフトからは、余呉湖や周辺の里山の景色も楽しめます。

山頂からの絶景パノラマ
標高421mの賤ヶ岳山頂に立つと、そこには琵琶湖と余呉湖の両方が一望できる大パノラマが広がります。特に晴れた日には、湖面がきらきらと輝き、空と山と水のコントラストが見事です。ベンチもあるので、ゆったりとした時間を過ごせます。



山頂にたたずむ、武将像
山頂には、「七本槍」のひとり片桐且元の銅像が静かに立っています。この像は、戦国の世に命を賭けて戦った若き武将たちの象徴。賤ヶ岳の風と共に、その勇姿が今も語りかけてきます。

初心者にもやさしい登山道
体力や時間に余裕がある方は、リフトを使わず登山道からのアプローチもおすすめ。ルートは整備されており、所要時間は約60~90分。アップダウンはありますが、初心者や家族連れでも安心して歩けるコースです。途中にある展望スポットや歴史案内板も見逃せません。
賤ヶ岳リフトへのアクセス
電車の場合
- JR北陸本線「余呉駅」で下車
- 駅から徒歩約10分でリフト乗り場に到着
車の場合
- 北陸自動車道「木之本IC」から約10分
- 無料駐車場あり(普通車約50台)
地図で確認:賤ヶ岳リフト(Googleマップ)
おわりに
賤ヶ岳は、戦国の歴史と自然の絶景を一度に楽しめる貴重な場所。空中リフトで楽に登るもよし、じっくり登山で自然を感じるもよし。山頂からの景色と、静かにたたずむ武将像が、訪れた人に時代の重みと感動を届けてくれます。
歴史と自然が交差するこの地へ、ぜひ一度足を運んでみてください。
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