福井県若狭町にある「 縄文ロマンパーク 」と「 年縞美術館 」に行ってきました✨
自然の中で体感する縄文時代の暮らしと、湖の底から読み解く1万年以上の時間の流れ。まるでタイムトラベルのような、充実の時間でした。
🏺 縄文時代にタイムスリップ!「縄文ロマンパーク」へ
まず向かったのは「縄文ロマンパーク」。広々とした敷地には、実際に縄文時代の住居を再現した建物が並び、自然の中で縄文の暮らしを体験できます。

併設の「若狭三方縄文博物館」では、土器や石器の展示のほか、湖に沈んでいた丸木舟や当時の食文化の紹介もあり、想像力をかき立てられます。

特に印象的だったのは、なんと約6000年前の杉の大株。自然の荒々しさと力強さ、そして美しさを感じます。まさにロマンです!


🕰 1年ごとの時間を見つめる「 年縞美術館 」
午後からは、お隣にある「 年縞美術館 」へ。ここでは、すぐ近くの水月湖から採取された「年縞(ねんこう)」を展示・紹介しています。

🔍 水月湖年縞ってなに?

年縞とは、湖の底に1年ずつ積もっていく地層のこと。水月湖の年縞はなんと約7万年分も連続して記録されており、世界でもトップクラスの貴重な地層データです!
- ✅ 1年に1層ずつ積もる、地球の「自然の年表」
- ✅ 放射性炭素年代測定(C14)の校正に使われる「世界標準の時計」
- ✅ 黒と白の縞模様が気候の変化や自然災害を記録
- ✅ 水月湖の特殊な環境(無酸素・静かな湖底)で、乱れなく保存されている
実物の縞を再現した展示は、まるで現代アートのような美しさ。
全長45mの年縞ストライプの前では、時間の重みと自然の力にただただ圧倒されました。

🏛 建物自体も必見!設計は建築家・内藤廣さん
年縞美術館 は、展示内容だけでなく、建物そのものも大きな見どころのひとつ。設計を手がけたのは、日本を代表する建築家 内藤廣(ないとう・ひろし) さんです。
彼は、「海の博物館(三重県)」や「高知駅」「富山県美術館」など、自然と調和した建築で国内外に知られています。

年縞美術館 の建物は、地元の木材を活かした温かみのあるデザイン。大きなガラス面が自然光をたっぷり取り入れ、周囲の風景と調和した佇まいがとても美しく、館内の静けさとぴったりマッチしています。
中に入ると、展示と空間が一体化したような設計で、まるで「時間の流れの中に身を置いている」ような感覚に。建築そのものが、展示の一部になっているかのようです。
建築好き・デザイン好きの方にも、ぜひ足を運んでほしいスポットです!
☕ 美術館併設の「Cafe縞」でひとやすみ
見学後は、併設の「Cafe縞(しま)」でほっと一息。
🍞 注目メニューは「年縞SAND」!
見た目も可愛い「年縞SAND」は、竹炭を練り込んだ黒パンとカラフルな具材が層になっていて、まるで年縞そのもの。味も美味しく、写真映えも抜群です📷
🍹 年縞をイメージしたドリンクも
「Very Berryソーダフロート」など、縞模様をモチーフにしたカラフルなドリンクもあり、遊び心たっぷり♪
そんな中、無類の珈琲好きのわたくしは、 めずらしいフレンチプレスの 年縞コーヒー と、安定のチーズケーキをいただきました。フレンチプレスは年縞をイメージされているのでしょうね〜。おちゃめです。そして器も年縞….。スタッフさんのユニフォームもなんとなく縞だったような。もっとあるかも隠れ縞!な 年縞美術館 です。

🌿 みはらし最高のテラス席
晴れた日には、芝生が広がるテラス席がおすすめ。自然の風を感じながらのカフェタイムは、旅の余韻をゆっくり楽しめます。
🚗 アクセス・周辺情報
- 縄文ロマンパーク・若狭三方縄文博物館
福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1 - 年縞美術館
福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1(博物館のすぐ隣)
JR三方駅から車で約5分。無料駐車場あり。
🌟 まとめ|1日で「1万年の時間旅行」体験
縄文の暮らしと、水月湖が語る1万年以上の地球の歴史。若狭町のこの2つの施設をめぐる旅は、まさに時間旅行のような1日でした。
「体験型博物館」と「地層の美術館」、そして縞模様がテーマのカフェ。
自然と歴史、アートと癒しがバランスよく融合した、心も満たされる旅先でした。
ぜひ次の週末、福井県若狭町で「縄文&年縞の旅」、体験してみてはいかがでしょうか?
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