滋賀県・長浜駅の東口を出た瞬間、思わず足が止まる。
そこに佇むのは、戦国時代のあの“名コンビ”──豊臣秀吉と石田三成の出逢いを再現した銅像です。
一杯のお茶が運命を変えた、あまりにも有名なエピソード「三献の茶」。
歴史ファンなら絶対に見逃せない“エモポイント”がこの像にはギュッと詰まっています。

三献の茶──心をつかんだ、三杯のストーリー

物語の舞台は、今の滋賀県米原市にある観音寺。
鷹狩り帰りの秀吉が立ち寄ったお寺で、寺小姓として仕えていた少年・佐吉(後の三成)が、秀吉に茶を差し出したのが始まりです。
- 一杯目:ぬるめの茶をたっぷり
→ 疲れた体にすぐ染みわたるように、あえてぬるめ&量多め - 二杯目:やや熱めを控えめに
→ 少し落ち着いた様子を見て、香りと味を感じられるように調整 - 三杯目:熱くて少量の締めの一杯
→ 心も体も整ったタイミングで、最高の状態のお茶をそっと
まるで将棋のように先を読み、相手に合わせて動いた三成の“おもてなし”に、秀吉はいたく感動。
その場で「こやつ、家臣に欲しい」とスカウトしたというわけです。
銅像の空気感がすごい
駅前に立つ「出逢いの像」は、ただの観光記念ではありません。
三成が茶を差し出す所作、秀吉の柔らかい表情、そして二人の視線の交差──
細部までこだわって造られていて、静かに語りかけてくるような存在感があります。

特に歴史や戦国に詳しい人なら、この瞬間がどれだけ重要な“分岐点”だったのか、じわじわ伝わってくるはず。
戦国ファン大歓喜!長浜の楽しみ方
駅前の像を皮切りに、長浜市内には戦国時代にまつわるスポットがたくさん!
- 秀吉が築いた「長浜城」の再現天守や歴史博物館
- 琵琶湖の絶景まで徒歩10分
- 三成の出生地・石田町
- 「三献の茶」の舞台となった観音寺(米原市)や茶の井戸跡

このあたりを巡れば、歴史ロマンが一気に高まります。
歩きながら想像するのもよし、同行者に語るもよし。推し武将の“沼”がさらに深まること間違いなし!
【注目】戦国無双タクシーに出逢えたら超ラッキー!
実は、長浜やその周辺では、「戦国無双タクシー」という激アツなラッピングタクシーが走ってるんです!
ゲーム『戦国無双』シリーズと滋賀県のコラボで誕生したこのタクシー。
三成や秀吉など、人気武将が大きくデザインされていて、戦国ファンならテンション爆上がり。
事前予約で乗ることもできるし、タイミングがよければ駅や観光地付近で偶然出逢えるかも。
遭遇したら記念撮影はマスト!
アクセス&基本情報
- 名称:秀吉と三成 出逢いの像
- 場所:滋賀県長浜市 北船町1(JR長浜駅 東口ロータリー)
- アクセス:JR長浜駅から徒歩約1分
- 見学自由:屋外のためいつでもOK(昼間が見やすくておすすめ)
まとめ:長浜、戦国推しにはたまらん。
一杯のお茶が、歴史を変えた。
そんな伝説の瞬間が、今も駅前で静かに語られている──それが長浜です。
歴史が好きな人も、そうでない人も、ここに来たらちょっと“熱く”なっちゃうかも。
気づけば推し武将ができてるかもしれませんよ?

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